作品/資料詳細

ID : 133
ID : 133

鶯色地源氏車文様長絹

うぐいすいろじげんじぐるまもんようちょうけん

鶯地に金摺箔にて陰陽の源氏車文様を表わす。源氏車とは、平安時代の貴族らが用いた牛車の車輪を意匠化したもの。能「葵上」に「浮き世は牛の小車の めぐるやむくいなるらん およそ輪廻は車の輪のごとく」とあるように、人は死後無限に生死を繰り返すという輪廻転生の思想に重ね合わされた。
色味と装飾を抑えた本作品のような長絹は、平敦盛や清経などの負修羅(敗北武将)役に用いられ、修羅道に落ちた若い公達の儚さが強調される。弓手(右手)の肩を脱いで右袖を丸め、矢靫の形に似せることで戦装束を表す。

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  • 文化財指定
  • カテゴリー
  • 作者
  • 製作/発行
  • 年代
    明治時代・19世紀
  • 区分
    能装束
  • 寸法
    丈103×裄112.3
  • 数量
    1領
  • 備考
  • 所蔵館
    金沢能楽美術館
  • 資料ID
    133
鶯色地源氏車文様長絹 作品画像
鶯色地源氏車文様長絹
[所蔵館] 金沢能楽美術館
[作者]
[カテゴリー] 美術・工芸

カテゴリー

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