作品/資料詳細

ID : 1112
ID : 1112

パラダイス双六(『少女画報』新年号附録)

ぱらだいすすごろく (『しょうじょがほう』しんねんごうふろく)

雑誌『少女画報』の正月附録として制作した双六。東京の上野公園、日比谷公園、浅草公園など、こどもが喜ぶ場所を参考に描いた。夢二もまた頻繁にそれらの場所を訪れ、スケッチを残している。
右入口は1908年に開園した上野動物園のような雰囲気で、左入口には公園や「音楽堂」がある。これは1903年に造成された日比谷公園内の音楽堂に近い外観である。森を越えた「美術館」や「博物館」の建物は、1908年に上野公園に開館した美術工芸品を展示する「表慶館」によく似ている。道の合流地点を過ぎて「活動写真」(活弁士が語り楽隊が生演奏した無声の白黒映画)、「曲馬」(サーカス)、「こども芝居」が立ち並ぶ場所は、歓楽街として栄えた浅草公園六区を思わせる。また、「ウォーターシュート」は1907年の東京勧業博覧会で不忍池に設置された人気遊具だった。「あがり」の「パラダイス」は、浅草の凌雲閣(りょううんかく:浅草十二階)そのものに見える。

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  • 文化財指定
  • カテゴリー
  • 作者
    竹久夢二
  • 製作/発行
    東京社
  • 年代
    明治45年(1912)1月1日発行
  • 区分
    印刷物
  • 寸法
    73.2×54.8cm
  • 数量
    1枚
  • 備考
    雑誌付録
  • 所蔵館
    金沢湯涌夢二館
  • 資料ID
    1112
パラダイス双六(『少女画報』新年号附録) 作品画像
パラダイス双六(『少女画報』新年号附録)
[所蔵館] 金沢湯涌夢二館
[作者] 竹久夢二
[カテゴリー] 美術・工芸

カテゴリー

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