作品/資料詳細
茶赤白段石畳に波雲文様・山道に龍巴文様厚板唐織
ちゃあかしろだんいしだたみにはうんもんよう・やまみちにりゅうともえもんようあついたからおり経糸を茶、赤、白に染め分けて段替の構成とし、石畳の地文に造り土型の波と雲を上文様とした区画と、子持ち山道に龍菱と巴入火焔丸紋とを組み合わせた区画とを交互に織り表した絢爛豪華な厚板唐織。明治時代には、化学染料が導入され、江戸時代とは違った味わいのカラフルな作品が登場した。
裏地には「21. 175 Gift of Mr. W. S. Bigelow」と記された白布が縫い綴じられ、明治期に来日して古美術を蒐集し、後にボストン美術館理事となったW・S・ビゲロー(一八五〇~一九二六)ゆかりの品であることがわかる。明治維新以後、多くの日本の美術品が海外へと流出したが、本作品はその動向をうかがう上でも貴重な資料と言える。
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文化財指定-
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カテゴリー
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作者-
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製作/発行-
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年代明治時代・19世紀
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区分能装束
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寸法丈146×裄72
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数量1領
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備考平成24年2月29日取得 21.175 Gift of Mr.W.S.Bigelow
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所蔵館金沢能楽美術館
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資料ID100
茶赤白段石畳に波雲文様・山道に龍巴文様厚板唐織
[所蔵館] 金沢能楽美術館
[作者] -
[カテゴリー] 美術・工芸
カテゴリー
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