作品/資料詳細
紺白段波に波の丸文様厚板
こんしろだんなみになみのまるもんようあついた経糸を締切りで染め分けて紺と白の段とし、紺地には金糸、白地には白の絵緯(文様を表す緯糸)にて波のうねりと波頭とを織り表して地文とする。上文様には大小の波の丸を縹、橙、紅、萌葱、淡黄などの絵緯で表し、波間にリズム感を与えている。海を舞台に、往時の活躍の様子を再現する武将の亡霊役などにふさわしい。
厚板とは、主に男性役が法被や長絹・水衣などの下に着付として用いる装束。中国から舶載された織物のうち、錦や唐織などの能装束に用いられるような生地が厚い板に巻かれていたことからこの名がついた。一般には平織地や経六枚綾地などに色糸や金銀糸の絵緯で文様を表し、緯糸の浮きを経糸の地搦み※で押さえた織物をいう。
※文様を表す絵緯の浮きを、地を組織する経糸で押さえること。
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文化財指定-
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カテゴリー
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作者-
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製作/発行-
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年代江戸~明治時代・19世紀
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区分能装束
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寸法?
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数量1領
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備考平成24年2月29日取得
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所蔵館金沢能楽美術館
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資料ID104
紺白段波に波の丸文様厚板
[所蔵館] 金沢能楽美術館
[作者] -
[カテゴリー] 美術・工芸
カテゴリー
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