作品/資料詳細
水浅葱地花菱亀甲に向鶴丸文唐織(子方用)
みずあさぎじはなびしきっこうにむかいつるまるもんからおり(こかたよう)中央に花菱を納めた亀甲を地文様に、翼を広げた鶴を上下に向かい合わせた丸文が間遠に配される。亀甲で暗示される亀に向鶴丸と、いずれも長寿のいきものを組み合わせた吉祥尽くしの文様である。三つ一組で色を変えていく亀甲が、軽やかな色彩のリズムを生み出している。
唐織は、主に女役の表着に用いる、能装束のなかでも最も華やかな装束。一見すると刺繍のようだが、すべて織りによる文様である。これは振袖であることからも明らかなように、子方(子ども役)の唐織。子方の装束は、古くなった装束を仕立て替える例も多く、あるいはこの一領も仕立て替えを経ているのかもしれない。なぎ袖と称される袖の形状が古風を伝える。
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文化財指定金沢市指定文化財
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カテゴリー
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作者-
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製作/発行-
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年代江戸時代・17世紀
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区分能装束
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寸法丈96.4×裄49.8
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数量1領
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備考-
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所蔵館金沢能楽美術館
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資料ID15
水浅葱地花菱亀甲に向鶴丸文唐織(子方用)
[所蔵館] 金沢能楽美術館
[作者] -
[カテゴリー] 美術・工芸
カテゴリー
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