作品/資料詳細
黒紅地霞に楓文唐織
くろべにじかすみにかえでもんからおり紅葉の山を見るかのように、金霞の間から一面の楓が見え隠れしている。楓の葉の一部に紅糸を用いた紅入の唐織で、深みのある黒紅地を背景に、金糸と色糸が浮かび上がる豪華な一領。黒紅という正装に用いられる格調の高い地色からも、女神や菩薩の化身といった荘厳な役柄にふさわしい。
佐野家では、秋の大和国三輪を舞台に、三輪明神の救済を伝説に交えて描く「三輪」のシテに着用したという。
三輪明神の神霊が宿った女という、臈たけた役柄を熟考した選択といえよう。
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文化財指定金沢市指定文化財
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カテゴリー
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作者-
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製作/発行-
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年代江戸時代・18~19世紀
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区分能装束
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寸法丈149.5×裄68.7
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数量1領
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備考-
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所蔵館金沢能楽美術館
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資料ID27
黒紅地霞に楓文唐織
[所蔵館] 金沢能楽美術館
[作者] -
[カテゴリー] 美術・工芸
カテゴリー
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