作品/資料詳細
染分地網目流水葵文摺箔
そめわけじあみめりゅうすいあおいもんすりはく白と水浅葱で州浜のような不定形な形を染め分け、白の部分には金の摺箔で流水に葵を、水浅葱の部分には銀の摺箔で網目を、いずれも小さな文様であらわす。装束を着付けるとほとんど表に見えない摺箔には、あまり凝ったことはしないものだが、これは近づかなければ分からないほどの小文様を丁寧に型置きし、染め分け部分の絵羽合わせにも配慮が行き届いている。見えないところをもゆるがせにしない作行きから推して、もとは大名家などによって誂えられた一領であったろう。
このような落ち着いた色目の染め分けの摺箔は、年かさの女役や老女役に用いられる。
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文化財指定金沢市指定文化財
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カテゴリー
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作者-
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製作/発行-
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年代江戸時代・18~19世紀
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区分能装束
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寸法丈147.8×裄68.1
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数量1領
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備考-
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所蔵館金沢能楽美術館
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資料ID49
染分地網目流水葵文摺箔
[所蔵館] 金沢能楽美術館
[作者] -
[カテゴリー] 美術・工芸
カテゴリー
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