作品/資料詳細

ID : 54
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濃茶地簾戸蔦文長絹

こいちゃじすどつたもんちょうけん

竹で組んだものであろうか侘びた風情の戸に、蔦がからみついている。濃茶の地色もあいまって、全体にもの寂しさをたたえた一領である。濃茶は長絹にはほとんど見られない珍しい地色であり、蘇芳染による紫が褪色した可能性も考えられる。金糸に色糸を加えた色長絹で、白糸による閉ざされた戸が、象徴的に浮き上がって見える。
どのような役柄に用いられたか定かではないが、「定家」の後シテである式子内親王などにふさわしい長絹ではなかろうか。

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  • 文化財指定
    金沢市指定文化財
  • カテゴリー
  • 作者
  • 製作/発行
  • 年代
    江戸~明治時代・19世紀
  • 区分
    能装束
  • 寸法
    丈114.8×裄103.2
  • 数量
    1領
  • 備考
  • 所蔵館
    金沢能楽美術館
  • 資料ID
    54
濃茶地簾戸蔦文長絹 作品画像
濃茶地簾戸蔦文長絹
[所蔵館] 金沢能楽美術館
[作者]
[カテゴリー] 美術・工芸

カテゴリー

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