作品/資料詳細
赤地波に菊文様唐織
あかじなみにきくもんようからおり波頭と菊の文様を大胆に織り表した豪華な唐織。菊は奈良時代の初め中国から渡来し、神仙思想や漢詩を通じて文人や貴族らに愛好された。また菊の葉に経典の二句を書き付けると、その露の滴りが霊薬となり不老長寿を得たとの伝説から、延命長寿の仙薬、仙花としてもてはやされ、「菊水」が「酒」の意を持つようにもなる。
この装束は菊に波の文様で、海中に住み、少年の姿をしたお酒の大好きな伝説上の妖精「猩々」を連想させる。また赤の色名の一種である「猩々緋」は、猩々の血で染めるというイメージから、病気を防ぎ長寿をもたらすと尊ばれた。能「猩々」も、頭から顔、袴(半切)まで、全身赤尽くしが決まりとなっている。
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文化財指定-
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カテゴリー
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作者-
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製作/発行-
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年代明治時代・19世紀
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区分能装束
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寸法丈149.5 裄71.7
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数量1領
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備考-
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所蔵館金沢能楽美術館
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資料ID89
赤地波に菊文様唐織
[所蔵館] 金沢能楽美術館
[作者] -
[カテゴリー] 美術・工芸
カテゴリー
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