作品/資料詳細
歯をみがく子ども
-洋服を着た少年少女が歯を磨く姿を描いている。夢二の次男・不二彦に似た容姿の少年が手にしている布は象の柄であり、西洋風のモダンな雰囲気である。本作は歯科医を営む堀内家に乞われて描かれもので、診療室に大切に飾られていたという。旧蔵者の堀内清は、1909(明治42)年、同志社中学在学中にクリスチャンの富士山頂讃美礼拝登山に参加し、夢二と知り合った。夢二は美術に造詣が深い彼を「清(きよっ)さん」と呼んで、終生の親交を結んでおり、堀内家は夢二の来訪を歓待した。東京歯科医学専門学校卒業後、1916(大正5)年に米国イリノイ州立大学歯学部でD.D.Sの学位を取得し、1919(大正8)年より父親の医院でともに働くようになった。家業を継いで歯科医となった清は、夢二を精神的にも経済的にも支え、多くの作品を愛蔵した。その作品群は現在、「堀内コレクション」として当館の所蔵となっている。
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文化財指定-
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カテゴリー
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作者竹久夢二
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製作/発行-
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年代大正5年(1916)
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区分-
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寸法39.7×29.4cm
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数量1枚
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備考水彩画
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所蔵館金沢湯涌夢二館
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資料ID1062
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歯をみがく子ども
[所蔵館] 金沢湯涌夢二館
[作者] 竹久夢二
[カテゴリー] 美術・工芸
カテゴリー
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