作品/資料詳細
湯の街
-秋の午後、笠井彦乃をモデルとして湯涌温泉街を描いた作品である。款記をローマ字で記している。影がおちて暗い彦乃の顔だが、静かで落ち着いた表情である。滞在先の山下旅館(現お宿やました)で、1917(大正6)年10月7日に制作したことが、ふたりの日記に記述され、竹久夢二自身「好いのが出来た」と喜ぶほどの出来栄えであった。黒い髪と掛け衿、青い羽織、コバルト色の建物の影に対し、夕日に照らされた黄色い景色、上空の白いうろこ雲と地面の道と「湯の川」、そして彦乃の肌の色彩対比は、絶妙な感覚である。
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文化財指定-
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カテゴリー
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作者竹久夢二
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製作/発行-
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年代大正6年(1917)
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区分-
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寸法30.0×22.4cm
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数量1枚
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備考水彩画
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所蔵館金沢湯涌夢二館
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資料ID1423
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湯の街
[所蔵館] 金沢湯涌夢二館
[作者] 竹久夢二
[カテゴリー] 美術・工芸
カテゴリー
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