作品/資料詳細
晩春感傷
ばんしゅんかんしょう右隻には絞りや銀使いの豪華な振袖が下がり、左隻には元結を膝前に髪を結上げる長襦袢姿の女性の座像を描いている。振袖の曲線と淡い色彩は長襦袢の直線的で鮮やかな色彩と好対照をなす。
夢二の友人でパトロン・佐々木正一郎の回想記によれば、1926年4月に夢二のアトリエ兼住宅「少年山荘」を訪れた際に直接譲られた作品であり、「上の方が少し淋しいから歌でも書き入れよう」と言って目の前で「古曲一首」を墨書したという。為書きに「雅兄」とあるのは、佐々木がアララギ派の歌人として雅号「正一路」をもっていたからであろう。
古曲一首
涙なかけそ春の夜の紅の小袖はかざすとも
いつ乾くべき灯の影に泣きそな泣きそ春の鳥
晩春感傷/為佐々木雅兄
-
文化財指定-
-
カテゴリー
-
作者竹久夢二
-
製作/発行-
-
年代大正15年(1926)
-
区分絵画
-
寸法91.5×78.4cm
-
数量2曲1隻
-
備考日本画(屏風)
-
所蔵館金沢湯涌夢二館
-
資料ID1767
晩春感傷
[所蔵館] 金沢湯涌夢二館
[作者] 竹久夢二
[カテゴリー] 美術・工芸
カテゴリー
ARなど一部コンテンツは一定量のデータ(パケット)通信を行うため、携帯・通信キャリア各社の回線を使用した場合は通信量が発生します。スマートフォンやタブレットでご鑑賞の場合は、Wi-Fi環境でのご利用を推奨します。また、発生したデータ(パケット)通信費用について、本サイトは一切の責任を負いかねます。