作品/資料詳細
あやめ(イッテン・シューレ絵手本)
-イッテン・シューレ(日本では「一天画塾」と称された)で夢二が担当した日本画(墨絵)の講習には、男女あわせて10名ほどの学生がおり、1933年2月から6月26日まで毎週火曜日と金曜日の午後1時から3時まで行われたという。3月1日付の花は墨線のみで描かれ、一枚の紙に複数描かれたあやめは、線のみ、濃淡のみ、その両方というふうに三通りに描き分けられている。テキスト「線について」において、夢二は日本画の様々な線の表現を説明しており、それに対応すべく筆と墨による多様な表現方法を示した絵手本と考えられる。イッテンの遺品には、夢二の講義テキスト(ドイツ語版)のほか、夢二による絵手本(「南画」「四条派」と記した風景画の作例)が含まれていた。有島生馬や恩地孝四郎らが編集し、「日本画の概念に就いて」の自筆草稿を掲載した『竹久夢二遺作集』(1936年)にも講習時の作品を確認できる。
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文化財指定-
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カテゴリー
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作者竹久夢二
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製作/発行-
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年代昭和8年(1933)
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区分-
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寸法39.0×29.5cm
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数量1枚
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備考水墨画
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所蔵館金沢湯涌夢二館
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資料ID506
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あやめ(イッテン・シューレ絵手本)
[所蔵館] 金沢湯涌夢二館
[作者] 竹久夢二
[カテゴリー] 美術・工芸
カテゴリー
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