作品/資料詳細

ID : 529
ID : 529
  • 01 / 01PICTURES

乙女二態 元禄美人

縦長の画面に古風な女性の立姿が描かれている。日本髪は江戸時代に様々な結い方が考案され、元禄時代(1688-1704)には、後頭部に髱(たぼ)を突き出す「元禄島田髷(げんろくしまだまげ)」(あるいは春信風の「鶺鴒髱(せきれいたぼ)」)が流行した。着物は、緋色地に大きな桜を染め抜いた模様であり、胸元を浅く合わせ、末広がりで裾を長く「引き着」にしている。控えめな瞳、着物に隠された手足、直線的な立ち姿は「夢二式美人」の特徴とは異なり、江戸時代の春信などの浮世絵美人画を意識した表現と思われる。「今様美人」と対幅。

VIEW ALL

  • 文化財指定
  • カテゴリー
  • 作者
    竹久夢二
  • 製作/発行
  • 年代
    大正初期(1912~1915)
  • 区分
  • 寸法
    73.4×16.8cm
  • 数量
    1幅
  • 備考
    日本画(軸装)
  • 所蔵館
    金沢湯涌夢二館
  • 資料ID
    529
拡大して見る
乙女二態 元禄美人 作品画像
乙女二態 元禄美人
[所蔵館] 金沢湯涌夢二館
[作者] 竹久夢二
[カテゴリー] 美術・工芸

カテゴリー

ARなど一部コンテンツは一定量のデータ(パケット)通信を行うため、携帯・通信キャリア各社の回線を使用した場合は通信量が発生します。スマートフォンやタブレットでご鑑賞の場合は、Wi-Fi環境でのご利用を推奨します。また、発生したデータ(パケット)通信費用について、本サイトは一切の責任を負いかねます。