作品/資料詳細
乙女二態 元禄美人
-縦長の画面に古風な女性の立姿が描かれている。日本髪は江戸時代に様々な結い方が考案され、元禄時代(1688-1704)には、後頭部に髱(たぼ)を突き出す「元禄島田髷(げんろくしまだまげ)」(あるいは春信風の「鶺鴒髱(せきれいたぼ)」)が流行した。着物は、緋色地に大きな桜を染め抜いた模様であり、胸元を浅く合わせ、末広がりで裾を長く「引き着」にしている。控えめな瞳、着物に隠された手足、直線的な立ち姿は「夢二式美人」の特徴とは異なり、江戸時代の春信などの浮世絵美人画を意識した表現と思われる。「今様美人」と対幅。
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文化財指定-
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カテゴリー
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作者竹久夢二
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製作/発行-
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年代大正初期(1912~1915)
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区分-
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寸法73.4×16.8cm
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数量1幅
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備考日本画(軸装)
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所蔵館金沢湯涌夢二館
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資料ID529
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乙女二態 元禄美人
[所蔵館] 金沢湯涌夢二館
[作者] 竹久夢二
[カテゴリー] 美術・工芸
カテゴリー
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