作品/資料詳細
夕餉之図
ゆうげのず「夕餉之図(ゆうげのず)」と題した本作には、断髪に洋装の若い女性の全身が描かれている。ガラスのコップを置いた丸テーブルに両肘をつき、椅子に腰掛ける女性の腕や足は肉感的である。その活動的な装いは、モダンガールに代表される近代の女性そのものといえる。かたわらにはつば広の帽子が置かれ、夏の気配が漂っている。カフェーやバーのような飲食店での待ち合わせであろうか、背後にはビールのようなものを飲む男性客の姿も見られる。
夢二は大正中期より、文人画風の水墨画や詩画一体の作風も盛んに制作した。晩年の欧米外遊中には、1931年2月から6月にかけてドイツ・ベルリンのイッテンシューレで日本画講師をつとめている。そこでは、筆と墨による幅広い表現を伝えるため、線の肥痩や墨の濃淡による「絵手本」を制作し、生徒の実習に役立てた。鮮やかな色彩に目を奪われがちな本作だが、その描線に眼を向けると、水気の多いにじみや渇筆のかすれなど、筆と墨の巧みな表現をみることができる。
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文化財指定-
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カテゴリー
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作者竹久夢二
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製作/発行-
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年代昭和初期(1926~1934)
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区分絵画
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寸法136.0×34.8cm
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数量1枚
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備考日本画
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所蔵館金沢湯涌夢二館
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資料ID530

夕餉之図
[所蔵館] 金沢湯涌夢二館
[作者] 竹久夢二
[カテゴリー] 美術・工芸
カテゴリー
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