作品/資料詳細
金地霞に松楓文唐織
きんじかすみまつかえでもんからおり金箔糸を織り込んだ金地を背景に、霞越しに見え隠れする雪を戴く松と楓が織り出されている。金地の唐織は、その豪華さと舞台上の効果からシテ専一に用いられる装束である。能装束には珍しく左右の対称性が意識されており、屏風絵を見るかのような奥行きを感じさせる。江戸時代初期の作例には見られなかったこのような自在な図案は、日本における唐織を織り出す技術の進歩を示している。
金地に樹木の文様という、たいへん珍しい唐織であるが、佐野家では、「天鼓」の後ジテである少年の亡霊役に着用したという。
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文化財指定金沢市指定文化財
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カテゴリー
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作者-
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製作/発行-
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年代江戸時代・18世紀
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区分能装束
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寸法丈145.3×裄66.7
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数量1領
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備考-
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所蔵館金沢能楽美術館
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資料ID19
金地霞に松楓文唐織
[所蔵館] 金沢能楽美術館
[作者] -
[カテゴリー] 美術・工芸
カテゴリー
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