作品/資料詳細
萌葱紅腰替檜垣に蒲公英石畳に芙蓉文唐織
もえぎべにこしがわりひがきにたんぽぽいしだたみにふようもんからおり紅と萌葱という補色関係にある二色を、肩裾を萌葱、腰を紅と大きく対比させて配した唐織。萌葱地の部分では檜垣の地文様に蒲公英、紅地の部分では石畳の地文様に芙蓉と、地色に合わせて文様を違えている。「唐織」は、能装束の種類を示すとともに、織物の組織の名称でもあり、一般には綾織地で、地文様の緯糸は経糸で押さえ、上文様の緯糸は押さえずに長く浮かせた織物を指す。しかしこの一領の萌葱地部分では、敢えて通例とは逆に緯糸を用いており、紅地の部分との対照が意図されている。
あまり類例を見ない大胆な配色だが、佐野家では、「翁」の露払い役の青年である千歳の内着として用いたという。
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文化財指定金沢市指定文化財
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カテゴリー
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作者-
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製作/発行-
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年代江戸時代・18~19世紀
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区分能装束
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寸法丈145.5×裄71.1
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数量1領
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備考-
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所蔵館金沢能楽美術館
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資料ID22
萌葱紅腰替檜垣に蒲公英石畳に芙蓉文唐織
[所蔵館] 金沢能楽美術館
[作者] -
[カテゴリー] 美術・工芸
カテゴリー
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