作品/資料詳細

ID : 30
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淡茶地二重襷に向尾長鳥丸文縫入厚板

うすちゃじにじゅうだすきにむかいおながどりまるもんぬいいりあついた

二重線の襷を背景に、左右に向かい合う尾長鳥を円形にまとめた、大小二種の向尾長鳥丸文が散らされている。厚板の文様は織りのみであらわすのが通例だが、地文様の二重襷は刺繍。本来は向尾長鳥丸文のみが織り出されていた生地に後で加えたものだが、織文様ともよく調和し、暖かみのある色彩にまとめられている。
公達の内着としても似つかわしい装束であるが、佐野家ではこれを「枕慈童」のシテ、童子の表着として用い、
内着に「紅地幸菱に椿折枝文唐織」を組み合わせたという。舞台上での演技に強い規範がある能では、面や装束の選択に、演者の役柄への理解が投影されるものである。この選択にも佐野家の好尚の一端がうかがえる。

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  • 文化財指定
    金沢市指定文化財
  • カテゴリー
  • 作者
  • 製作/発行
  • 年代
    江戸時代・18~19世紀
  • 区分
    能装束
  • 寸法
    丈141.3×裄73.8
  • 数量
    1領
  • 備考
  • 所蔵館
    金沢能楽美術館
  • 資料ID
    30
淡茶地二重襷に向尾長鳥丸文縫入厚板 作品画像
淡茶地二重襷に向尾長鳥丸文縫入厚板
[所蔵館] 金沢能楽美術館
[作者]
[カテゴリー] 美術・工芸

カテゴリー

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