作品/資料詳細

ID : 43
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白鼠段秋草文縫箔

しろねずみだんあきくさもんぬいはく

現在は酸化のために鼠色を呈しているが、本来は白地に白銀の光沢がひそやかに輝いていたことだろう。肩と裾に、萱の中に乱れ咲く菊・萩・桔梗・女郎花・藤袴などの秋草を配し、月下の秋野の風情が写し取られている。萱は金泥描、一部の桔梗や小菊は刺繍ではなく金泥描と朱や藍の彩色による。このような彩色文様を加えた縫箔はたいへん珍しく、それがまた、この一領の醸し出す静かな雰囲気によくなじんでいる。
秋の長夜、帰らぬ夫を想って砧を打ち、うちには夫を待ちわびて命絶えてしまう「砧」の後シテなどにふさわしい装束である。

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  • 文化財指定
    金沢市指定文化財
  • カテゴリー
  • 作者
  • 製作/発行
  • 年代
    江戸時代・19世紀
  • 区分
    能装束
  • 寸法
    丈139.0×裄65.2
  • 数量
    1領
  • 備考
  • 所蔵館
    金沢能楽美術館
  • 資料ID
    43
白鼠段秋草文縫箔 作品画像
白鼠段秋草文縫箔
[所蔵館] 金沢能楽美術館
[作者]
[カテゴリー] 美術・工芸

カテゴリー

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