作品/資料詳細
紺地四季草花折枝破れ七宝文縫箔
こんじしきそうかおりえだやれしっぽうもんぬいはく梅・水仙・椿・八重桜・藤・杜若・百合・菊・楓と、四季折々の植物を縫いとった段と、破れ七宝つなぎを金摺箔であらわした段を、交互に配した一領。百合や杜若は現実の姿を写し取ろうとする写実的な繍技で表現されているが、楓や梅は葉や花びらの付き方にはこだわらず、意匠化して繍いとられている。写実的な刺繍は幕末頃から始まる新しい傾向であり、ここには新旧二種の繍技が併存している。
つややかな紺地を背景に花や紅葉の紅色が映える紅入の縫箔で、佐野家では、紅地縫箔の替えとして「羽衣」の天女に用いたという。縫箔の地色が替わると、天女の印象も大きく変化する。能装束の選択は能の演出をも左右するのである。
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文化財指定金沢市指定文化財
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カテゴリー
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作者-
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製作/発行-
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年代明治~大正時代・20世紀
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区分能装束
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寸法丈144.5×裄73.4
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数量1領
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備考-
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所蔵館金沢能楽美術館
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資料ID41
紺地四季草花折枝破れ七宝文縫箔
[所蔵館] 金沢能楽美術館
[作者] -
[カテゴリー] 美術・工芸
カテゴリー
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